ブリジット オベール

定価: ¥ 798
販売価格: ¥ 798
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発売日: 2006-05
発売元: 早川書房
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ウチの父が昔よく読んでいた「ブリジット オベール」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「神のはらわた (ハヤカワ・ミステリ文庫)」というやつだったと記憶している。
今日、僕も試しに「神のはらわた (ハヤカワ・ミステリ文庫)」を読んでみた。すると、父があれだけ「神のはらわた (ハヤカワ・ミステリ文庫)」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。
ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。
僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。
コント?コメディ?パロディ?
テレビ映画の脚本のような小説です。現在の南仏の様子や社会の雰囲気、「羊たちの沈黙」以降(「サイコ」以降?「ブラック・ダリア」以降?)のミステリの風潮を風刺しています。読んでいると、フランスという国の不可解さ、不可思議さに戸惑いを感じます。近頃の社会の風潮や、ミステリの傾向を風刺するなら、日本では川柳が適切でしょう。ところが、フランスでは小説にしてしまう。しかも、云いたい事をありったけ詰め込んだようなかたちで。だから脚本のような文体なのでしょうか?これがコントというのでしょうか。それともコメディ?パロディであることは間違いないでしょう。いずれにせよフランス文学の伝統を受け継いでいるのでしょうね。一読の価値はあります。ただ、純粋にミステリを楽しみたいときには、避けた方が良いでしょう。翻訳者の苦労が偲ばれます。
