福土 審

定価: ¥ 1,019
販売価格: ¥ 1,019
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発売日: 2007-09
発売元: 日本放送出版協会
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水を飲むのが好きだ。
年々、一日あたりに水を飲む量が増えている。
福土 審の「内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)」が好きだ。眠い目をこすりつつ明け方近くまで読んで、今日は思いッきり遅刻した。だが、水と「内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)」は止められない。
遅刻したのに性懲りもなく、上司が見ていない隙を突いて水を飲み、「内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)」のページをめくる。
きのこの山とタケノコの里も好きだ。どちらかというとタケノコの里の方が若干、好き度は上だ。
今日は家に帰ったら、思う存分、タケノコの里を食べ、「内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)」を読みながら、水をガブ飲みしてやろうと思う。
はやく仕事終わらないかな〜〜・・・。
腸が中心?
すごい本ですね。脳が人間の制御の中心だと思っていたら、実は腸と脳が上手く連携しているとのことです。IBSだけの本ではないですね。生物における脳の役割をこれくらいクリアカットに説明する本も少ないです。脳ががどうしてできたのかというと、腸を守るために神経が出来て脳が出来た。その脳も進化して人類は新皮質まで作った。そのため脳がすべてを牛耳っていると思っていたが、実は脳は腸より後でできたので人間にとっても腸も中心なのかもしれない。人間も元々は嗅覚が主であったのに、脳の発達により視覚がメインになったようです。著者の頭脳からすればIBSのみならず、腸が無意識であってもすべてを制御しているということを証明されそうです。第六感など不思議ですね。新・新皮質人類が出現したら、第六感も含めて制御する脳になるのでしょうか。
最近のPETで何でもわかる風潮に一石を投げかけ、人って何だろうと考えさせれれる本でした。空手や合気道などの武芸で言われる臍下丹田も実は小腸の機能のことなのでしょうか。
腸と脳の関係からみると、新しいのか古いのかはわかりませんが様々な分野で別の視点でみることを示唆する本です。著者はきっとわかっているのでしょうが、今回は教えてくれません。
次の本を待ちたいです。
脳中心論から、腸―脳の相互連関論へ
24年間、過敏性腸症候群:IBS(irritable bowel syndrome)を、第一線で研究してきた著者が、わかりやすく書いた解説書です。
3ヶ月以上持続する腹痛と便通異常(下痢か便秘)が、この病の特徴。同じ症状がある大腸癌や炎症性腸疾患など器質性疾患から、機能性消化管疾患であるIBSを区別する診断のガイドラインが丁寧に書かれています。さらに機能性消化管疾患のなかから、特にIBSと診断するための国際的な診断基準「ローマ3」が明記されています。著者もこの国際基準の作成者の一人だそうです。この病気を疑っている人には、信頼できる心強い解説書です。
IBSは、QOLを下げる腸の不快な症状だけでなく、パニック障害やウツなどの心の病も、時に平行しておこるそうです。この点から、消化作用だけと思われてきた腸機能を再考し、腸と脳との関係を実験的に確かめながら、この特殊な病の解明は進んだそうです。
腔腸動物には、最初に作られた器官である腸だけがあります。一方脳は、動物の器官のなかでも、後で作られたものです。腸は迷走神経によって囲まれており、それとさらに交換神経を通って、脳に直接に内臓感覚の信号が送られます。これは無意識下でも常に脳に信号として送られています。逆に脳が受けたストレスなどの信号は、直に腸に送られます。この信号の相互送信から、「感情」とか、体の変化も伴う「情動」が起こるようです。これらは、IBS研究から、わかりはじめてきたことです。
従来わかりにくかった特殊な内感なども、内臓感覚から考えると説明できそうです。脳だけを人の首座・最高位と見なしてきた人間観も修正が必要となりそうです。意識の発生とか、その活動の主導権なども、脳部分だけで考えずに、他の内臓器をも入れて考えた方がいいのか。もしそうなら内臓感覚を、人の中で新たにどう位置づけるのか、今後の進展が楽しみです。
